寮歌

※HUCCで歌われていない曲番は割愛しています。 1988〜1992年当時に歌われていたものだけ掲載。 その他歌われた寮歌などがありましたら、歌詞と併せて教えてください。

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北海道大学校歌 永遠の幸

一、
永遠の幸 朽ちざる誉 常に我等がうへにあれ
よるひる育て あけくれ教へ 人となしし我庭に
イザイザイザ うちつれて 進むは今ぞ
豊平の川 尽せぬ流れ 友たれ永く友たれ

二、
北斗をつかん 高き希望は 時代を照す光なり
深雪を凌ぐ 潔き節操は 國を護る力なり
イザイザイザ うちつれて 進むは今ぞ
豊平の川 尽せぬ流れ 友たれ永く友たれ

三、
山は裂くとも 海はあすとも 真理正義おつべしや
不朽を求め 意気相ゆるす 我等丈夫此処にあり
イザイザイザ うちつれて 進むは今ぞ
豊平の川 尽せぬ流れ 友たれ永く友たれ

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都ぞ彌生

(楡陵謳春賦)
吾等が三年を契る絢爛のその饗宴はげに過ぎ易し
然れども見ずや穹北に瞬く星斗永久に曇りなく
雲とまがふ万朶の桜花久遠に萎えざるを
寮友よ徒らに明日の運命を嘆かんよりは楡林に篝火を焚きて
去りては再び帰らざる若き日の感激を謳歌はん

明治四十五年度寮歌 横山芳介君作歌 赤木顕次君作曲
都ぞ彌生

一、
都ぞ彌生の雲紫に 花の香漂ふ宴遊の筵
尽きせぬ奢に濃き紅や その春暮れては移らふ色の
夢こそ一時青き繁みに 燃えなん我胸想いを載せて
星影さやかに光れる北を 人の世の清き国ぞと憧れぬ

二、
豊かに稔れる石狩の野に 雁遥遥沈みてゆけば
羊群声なく牧舎に帰り 手稲の嶺黄昏こめぬ
雄々しく聳ゆる楡の梢 打ち振る野分に破壊の葉音の
さやめく甍に久遠の光 厳かに北極星を仰ぐ哉

三、
寒月懸かれる針葉樹林 橇の音凍りて物皆寒く
野もせに乱るる清白の雪 沈黙の暁ひひとして舞ふ
嗚呼その朔風飄々として 荒ぶる吹雪の逆巻くを見よ
嗚呼その蒼空梢連ねて 樹氷咲く壮麗の地を此処に見よ

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水産放浪歌

富貴名門の女性に恋するを純情の恋と誰が言ふぞ
暗鬼紅灯の巷に彷徨う女性に恋するを不情の恋と誰が言ふぞ
雨降らば雨降るも良し 風吹かば風吹くも良し
月下の酒場にて媚を売る女性にも純情可憐なる者あれ
女の膝枕にて一夜の快楽を共に過ごさずんば人生夢もなければ恋もなし
響く雷鳴 握る舵輪 睨むコンパス六分儀
吾ら海行く鴎鳥 さらば歌わん哉 吾らが水産放浪歌

一、
心猛くも鬼神ならず 男と生まれて情はあれど
母を見捨てて浪越えてゆく 友よ兄等よ何時また会わん

二、
朝日夕日をデッキに浴びて 続く海原一筋道を
大和男子が心に秘めて 行くや万里の荒波越えて

三、
浪の彼方の南氷洋は 男多恨の身の捨てどころ
胸に秘めたる大願あれど 行きて帰らじ望みは持たじ

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大正九年桜星会歌 瓔珞みがく

一、
瓔珞みがく石狩の 源遠く訪ひくれば
原始の森は闇くして 雪解の泉玉と湧く

二、
浜茄子紅き磯辺にも 鈴蘭薫る谷間にも
愛奴の姿薄れゆく 蝦夷の昔を懐ふかな

三、
今円山の桜花 歴史は旧りて四十年
吾が学び舎の先人が 建てし功はいや栄ゆ

四、
その絢爛の花霞 憧憬れ集う四百の
健児が希望深ければ 北斗に強き黙示あり

八、
想を秘めし若人が 唇堅く微笑みつ
仰げば高く聳え立つ 羊蹄山に雪潔し

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昭和二年度寮歌 蒼空高く翔けらむと

一、
蒼空高く翔けらむと 暫しやすらふ楡の蔭
力は胸に溢れつつ 翼つくろふ思かな

二、
朝曠野の露を吸ひ 夕北斗の囁きに
驚き瞠る幼鵬の 清き眸君見ずや

三、
うら若き日の悦びを はかなきものと誰かいふ
理想の潮沸き出づる 生命の海の高鳴るを

四、
若きに芽ぐむ数々の 深き苦悩は身にあれど
恵迪を恵ねて辿りゆく 遊子の真意君知るや

五、
茫々千里石狩の 野は澄みわたる銀の
雪さんらんと散るところ われらが魂の故郷かな

六、
若き勇者よオキクルミ 熊をはふりて饗宴せし
短檠すでに光消え 東の空はかげろひぬ

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昭和五十三年第七十回記念祭歌 草は萌え出で

一、
草は萌え出で郭公は鳴き 憧れ睦ぶ宿舎に
疾風怒濤の渦の中 明り求めて放浪ひぬ
巷の塵を振り払い 悠々迪を歩まなん

二、
蛮声放歌乱舞する 姿雄々しき吾なれど
原始林の可憐な白花に 心震はす春も有り
清き乙女の去りて行く  恋に涙す秋もあり

三、
気高き野心の男等が 士幌に山小屋をうち建てぬ
十勝の山と野に抱かれ 果てなく魂翔けるなり
厳しき北の大地より 新たな夢に飛び立たん

四、
読み飲み語り夜は明け 熱き情に年は経り
嗚呼青春の祭日も 早七十を数ふなり
寮生よ再び楡影に 三十年後に集はなん

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昭和十六年度寮歌 湖に星の散るなり

一、
湖に星の散るなり幽けさよ松の火燃えて
漕ぎ出づる愛奴の漁舟の岸辺佇ち沁々眺む
旅の日ははや暮れゆきぬ夢に酔ひ夢にぞ歎かん
汚れなき心を慕ふ大いなる支笏の湖よ
花若く我汝が許に希望満ち今宵宿らん

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ストームの歌

醒めよ迷いの夢醒めよ
醒めよ迷いの夢醒めよ
醒めよ迷いの夢醒めよ…

札幌農学校は蝦夷ケ島 熊が棲む
荒野に建てたる大校舎 コチャ
エルムの樹影で真理解く コチャエ コチャエ

札幌農学校は蝦夷ケ島 手稲山
夕焼け小焼けのするところ コチャ
牧草片敷き詩集読む コチャエ コチャエ

札幌農学校は蝦夷ケ島 クラーク氏
ビーアンビシャスボーイズと コチャ
学府の基を残し行く コチャエ コチャエ

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題名失念(飲み会〆の歌)

盃を持てさあ卓を叩け 立ち上がれ飲めや歌えや諸人
祝いの盃嗚呼懐かしい 昔の馴染の心の盃を
飲めや歌え若き日の為に 飲めや歌え我が友の為に
飲めや歌え我が命の為に 飲めや歌え愛の為に