田植え'98

        レポート担当:こいやん&だんな
        写真: うまこ


昨年に引き続き今年も、邦人さんの実家での田植えが行われました。
去年の「田植え'97in群馬」のレポートと合わせて見てもらうといいと思います。

実施日:6月13日(土) 夕方集合〜14日(日)田植え

参加した人:
  邦人さん一家
  桜井さん(邦人さんのおねえさん)一家
  吉岡家[yosihioka氏、ぶち(うまちゃん)、颯太くん2歳]
  平野家[だんな、こいやん、大地2歳7ヶ月]



<曲沢公民館>
 初参加の我が家が集合場所の「せせらぎ公園」に到着すると、そこに直美さんが待っていてくださって、ほっと安心。
昨年同様ここでキャンプの予定でしたが、この日は、小雨で参加者が子連れということもあって邦人さんちのご配慮で田んぼの近くの公民館を借りることになりました。

この公民館(というよりは集会所)はとってもきれいなところで、広〜い和室のある、子どもの遊び場にもってこいの場所でした。

その夜はジンギ&バーベキュー。場所は公民館の軒下のようなところに屋根つきスペースがあったのでそこに決めて、七輪とホットプレートでじゅーじゅーやることにしました。
ジンギ肉は邦人さんが半年前(!)に北海道で買ったもの。下準備をして「さあ焼きましょう!」というところで吉岡家が到着。
ここで、その日の朝に吉岡家に宅急便で届いたという馬場さんが採ったギョウジャニンニクが登場。ジンギと共に焼くことにしました。ギョウジャニンニクは、根っこの方がおいしかったです。(馬場さんごちそうさまでした。)

 「こんな大きいの見たこと無い。。」とみんなびっくり。

七輪ではなすの丸焼きがいつもながらジューシーでいけました。
そうそう、邦人さんのおうちからお櫃に入れて持ってきてくださったご飯とその日に取りたての筍の煮付けもグーでした。

ごはんの後は大広間で邦人さんがエアーマットに颯太くんと大地を乗せて引っ張りまわしてくれて、二人は「キャーキャーキャーもっと!もっと!」と大喜び。
見ている大人も子供たちの喜ぶのがおかしくて笑い続けてあごが疲れました。そうこうしているうちに11時もまわり、親も子どももおやすみなさい。

<田植え開始>
 天気はすっきりとはしないものの田植えには支障なし。朝ご飯を食べた後、子供たちとぶちと私は公民館に残って、みんなは田植え開始。

田んぼでの一コマ(手前から邦人さん、直美さん、平野、吉岡さん、邦人さんの義兄さん、お父さん)


[ここの田植え部分はだんながレポートします。]
 田植えは1/3ほどが昨日のうちに済んでおり、その続きをみんな引き継ぐ形で開始。雨雲の低くたれ込めた灰色のなか、ヒバリが一生懸命さえずって応援してくれている。
ひざ下までのゴム製地下足袋を借り、いざ泥の中へ(筆者は今回が田植え初体験)。よく実状がわからないことを「水面下の・・・」と言うが、ここがまさにそれ。
固い・柔らかい、深い・浅いところ、とにかく足を突っ込んで見なけりゃ真相なんてわからない。おっとっと、バランスを崩しながらも耐える(ここで一人泥んこになるのは格好悪いもんね)。
文字どうり拘泥していると、本業の田植えがつい遅れがちに。横一列で植えているから、スピードが遅いと両隣から自分の領域をカバーしてもらうことになる。いやはやかたじけない。
おまけに植えた苗がまっすぐに植わってなかったり(植えた直後は苗との距離がなく、よくわからない)列が一直線になっていなかったりで、いかに「丹精込められた」美しい田圃を作るのが難しいかが実感できた。約三時間かけて正午過ぎに終了。

<ギョウニンギョウザ作りと母子田植え体験>
 こどもとかあちゃん(←吉岡家流の呼び方)は公民館で、ギョウジャニンニク入りの餃子作り。広間では子ども達が勝手にお遊び。
お姉さんがギョウニン以外の食材を用意。わたしは皮作り、ぶちは野菜の微塵切りに取り組みました。
ギョウニンの方は微塵切りでたちまち館内全体がギョウニンのにおいで染まりました。何個か形になってきたところで、直美さんのお誘いで、かあちゃんコンビが、子どもとともに田植えにトライすることにしました。
颯太くんは素直に裸足でに田んぼに入り、大人の真似事をして、苗を田んぼに浮かべては次々やりたがっていまいした。
しかし我が子は、強力に田んぼに入るのを拒んでしまったので田植えを体験させるのはあきらめました。

 「できたー」と拍手する颯太と、遠目に見る大ちゃん(By うまこ)

*田植えは初めてのわたしの感想*
泥土の中に手をむにょっと入れるのは、昔どろで「ホットケーキ!」とかいって遊んでいた5、6才のとき以来のことで新鮮な思いでした。思っていたほどずぶずぶにはならないものですね。

<忘れじの赤木センター>
 3時間ほどで田植えが終わって、とたんに一時、雨が大降りに。「田植えが終わるの待ってたんだねえ」と邦人さん。
そして車で5分ほどの「赤木センター」へお風呂に入りに行きました。館内に入ると休憩所のステージでは、どさ回りの役者がスポットライトを浴びて舞台をくりひろげていて、かなり大勢のおばちゃんおじちゃんが見入っていました。
とにかくこの館内は何もかも30年近く前にタイムトリップの感ありです。

<ごちそうごちそう>
 公民館に戻ってみると、たくさんのごちそうが!!邦人さん一家とお姉さん家族と参加メンバーでテーブルを囲んでの宴となりました。うちの子はがーっと食べた後、邦人さんのお父さんにお馬になってもらってごきげん。
そのうち颯太くんといっしょに赤木センターでもらった風船を背中につっこんでもらってはテーブルの周りをぐるぐる走り回って大はしゃぎでした。
なぜか二人とも吉岡さんのところにきて風船を入れてもらおうとするのがおかしかったです。
公民館を片づけてから、邦人さんの実家に寄らせていただきお茶しました。
ここでも、大地は邦人さんのお父さんとちんまり座ってテレビをみながら話かけたりしていてまるで自分のおじいちゃんのようにして過ごしていました。

そして邦人さんちでとった筍やお赤飯をお土産にいただき帰途につきました。(この晩はW杯をみながらお赤飯をいただきましたが・・・負けちゃいましたね。)
この1泊2日気持ちよく過ごせて、おいしいところだけいただいてしまったようで恐縮です。あとは稲の順調な成長をおてんとさまに祈らせてもらおうと思います。
今回は特に子どもら二人が一緒に遊べたので親としては非常にらくでありました。子持ちの方もいろんな企画にこぞって参加していただければと思います。

P.S.
直美さんには子どものトイレの世話までしていだきありがとうございました!