長きにわたってHUCC顧問を務めていただいた佐伯昇先生(S41卒)の定年退官を祝う「佐伯先生を囲む札幌OBコンパ」が、
去る2005年6月18日、札幌・赤ひげにて盛大に開かれ、札幌及び周辺在住のOB計19人が参加しました。
野崎さん(S45卒)からお祝いのメッセージが届いたほか、横浜から出張で来札中だった遠藤さん(H1卒)も飛び入り参加。
世代を超えて大いに盛り上がりました。これを機に、関東や関西で恒例となっているOB新歓コンパを札幌でも継続開催していこうという話になり、
H15卒のスネオさん(松本さん)に次回の幹事を快諾していただきました。
主賓・佐伯先生(S41卒)、南野さん(S46卒)、鈴木さん、大芦さん、猿田さん(以上S47卒)、寺沢さん(S50卒)、石野さん(S52卒)、 タケルさん、田中さん(以上S54卒)、遠藤さん(H1卒)、池谷さん、ヘルさん、エロマン(以上H4卒)、新津さん(H5卒)、 スネオさん(H15卒)、どらやきさん、ミスターさん(以上H16卒)、ねーさん、かっぺさん(以上H17卒) |
佐伯先生殿
S45年卒の野崎です
かなりの長いご無沙汰をお許しください。ひょっとしましたら、先生とは卒業以来から、お会いしてないのではと思います。今回はOB会の札幌の幹事の方(新津さん)からの連絡とかOBのWEBサイトで先生のご退官の話をお聞きし、もうそんな年月が経ったのだなあと実感しております。すぐに、私が現役でいた頃の先輩である、東京地区のS42年の菅谷真さん、S43年の小川さん、S44年の小林(現千賀)さん、小林さん経由でS44年阿部さんにも連絡させていただきました。長い間、HUCCの顧問を勤めていただきありがとうございます、感謝申し上げます。またHUCCのOB会の設立にご尽力いただき、加えて機関誌の銀輪ではOB会の表紙(輪音)の裏にはいつも詩情豊かな言葉が掲載されており、胸に響くものがあります。また'あとがき'にも先生の何らかの記述があって、心に残ります。
ここで少しHUCCの歴史について振りかえってみたいと思います。びっくりされるとおもいますが、HUCCのOBもH16年(2004年)卒までに480名を超え、現役含めますと500名近くにもなります。HUCCはS35年(1960年)設立ですから45年経っているわけです。また毎年の活動の集大成である銀輪の初刊発行がS42年(1967年)ですから、昨年2004年で38号目です。さらにOB会の設立がS58年(1983年)で、今年が23年目に当たります。ちょうどこの年の1年前の1982年頃から大阪と東京のOB有志S53,54年卒組が中心となってOBランを始めており、H1年(1989年)に全OB対象にOBランが定期的に年一回6月に開催されるようになりました。今年で17回目で、6月上旬に終わったばかりです。この本州のOBランに引き続き、9年後のH10年(1998年)には北海道でもOBランが始まり、今年が7回目です。OBランについてはWEBサイトや銀輪に詳しく載っておりますが、本日ここにいますH4卒エロマンさん(青山さん)がOB WEBの管理人となっており、HUCC OBに関する多様な情報を掲載してくれております。
次に私が北大に入学した年S41年(1966年)頃にさか上ります。入学後すぐにHUCCに入部しましたが4年先輩は雲の上の人、ましてや学校に残られていたS40卒青木、S41卒佐伯先輩は、もっと上の方でした。すごくて近づけない感じでした。それでもいろいろ親切にしていただきましたし、恵庭にも遊びに寄らせていただいたこともありました。入部した時にやらねばならないことは、まず自転車を買うことでした。当時としては大変高価な為、ためらいがありました。しかし、いずれにしろ、無いと活動ができないのでALPSを菅谷兄弟に勧められ、東京神田から購入しました。当時は組立式のは少なく(とうより分解して運ぶという発想法に乏しかった)両輪固定ナットの自転車が主流でした。今、使っているのは2台目のALPSで健在です。1970年の卒業時に購入、後輪脱着可能のウイングナット式でペダルクランク部もコッターピンタイプといった、今では見られない実に貴重な自転車です。長持ちするものです。
さて当時のHUCC活動にもどりますと、活動のメインイベントはやはりなんと言っても夏のツアーでしようか。部員みんなで北海道を3年で全て走破する行事です。この時に生活、食事、行動の苦楽をともにし、怪我や転倒、病気や事故等経験し、大雨や強風、年によっては夏の寒さにも耐え、良しも悪しきも部員相互を知りあえる絶好の機会となるからです。HUCCの良さがわかるのもこのツアーの頃からでしょうか。銀輪に毎年これら夏のツアーの報告が記載されてますが、実はもっと詳細な報告書(計画書を含め)が、別に、1冊のファイルとして保管してます。私の在学中4年間分ですが青焼きコピーの為、黄ばみて、かすれて読めない箇所もあります。先日、久しぶりに目を通しました。懐かしさでいっぱいで、よくもこのように綿密かつ細かくて詳細な夏のツアー報告書を記録係が書いているものだなあとつくづく関心しながら、しばし読みふけっておりました。これも先輩諸氏のご指導の賜物と記録を歴史として残していくという長年引継がれているHUCCの伝統のおかげかなと思っています。当時はゼロックスとかパソコンというものがありませんでしたからすべて手書きの青焼きコピーでした。私としては、時間はかかりましょうが、これらを何とか電子データとして残せないものかと模索中であります。その後、世代が変わっても、現役の諸活動のなかでやはり夏のツアーは、やり方こそ変われ健在だし、加えてOBランが前述したように北海道と本州で年一回行なわれており、関東地区ではOBの新年会と新歓コンパは定期的に開かれ、いろいろな世代を新しく知る機会が組まれております。またOBの中では個人的に、あるいはグループで仲間たちを誘い合って自転車を乗り回しているようです。私がイタリア駐在中の2000年夏に有志でOBランが行われたり、現在世界一周を目指しているOBもおります。このように、いろいろな諸活動が現役、OB間で全国、いや全世界で広く行なわれていて頼もしい限りです。今やパソコン時代を迎え、すべての情報はOBのWEBページで見れます。掲示板という書き込みツールもあり、双方向の通信が出来ます。また現役HUCCのWEBページや個人のWEBともLINKされていて、いろいろな情報が電子データとして見れます。本当に便利な世の中になったものです。
だいぶ長くなりました。あらためまして、このたびの先生のご退官、おめでとうございます。またHUCCの顧問を長くされて感謝にたえません。後任には同じ土木出身のS48年の中辻さんにお願いしている旨、S47年の鈴木さんから連絡受けております。先生には今後ますますご健勝のほどお祈り申し上げます。ありがとうございました。
2005年6月17日金曜日
S45年卒 野崎記 |